芝浦工業大学附属中学校
共学校

技術科と美術科がコラボした授業
2021年に共学化。STEAM教育を 推進し、未来の理工系人材を育てる
[ この記事のポイント ]
1.科学、数学、技術、工学、芸術を総合的に学ぶSTEAM教育。
2.中学を共学化し、社会で活躍する女性技術者・研究者を育成。
3.芝浦工業大学との連携が充実。ハイレベルな体験授業を実施。
STEAM教育をさらに推進
共学化でよりグローバル化図る
芝浦工業大学附属中学・高等学校は、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)の5つの力を総合的に学ぶ「STEAM教育」を推進している。同教育は、科学的・数学的な思考力を身につけ、技術・工学・芸術的なアプローチにより鍛えられた想像力を持つ人材を育てる、世界が注目する教育論。同校は、芝浦工業大学の全面的な協力を得て多彩なものづくり体験を展開しており、日本で有数のSTEAM教育の実践校だ。さらに同教育を発展させ、女性技術者・研究者の育成という社会の要請に応えるため、21年度に中学も共学化する。
「芝浦工業大学は、〈世界に学び、世界に貢献する技術者の育成〉という理念を掲げている。附属校である本校は、中学高校を通じて世界で活躍できる技術者・研究者を性別を問わず育成していきたいと考え、中学の共学化を決定した」と大坪隆明校長。すでに高等学校は豊洲に移転した17年に共学化している。
「女子は、コツコツと真面目に学習に取り組み、とくにグローバルな分野には積極的。男子生徒にもよい影響を与えている」と大坪校長は語る。