インタビュー

<女性リーダーの育成2>
日本経済と企業がおかれた状況
いま必要なのは自立型人材

更新日 : 2020/05/28

株式会社リノパートナーズ 代表取締役 細木聡子 (ほそきあきこ)

<PROFILE>
筑波大学卒業後、NTTに入社。一度は「管理職に向かない」と評価されるがリベンジし管理職に。自分らしさを大切にしたマネジメントスタイルで部下から支持を受け、残業0で成果2倍を達成。さらに社員約500名のSE部門の人事・育成課長に就任。10年の管理職経験を経て、2018年人材育成コンサルティング会社・㈱リノパートナーズ設立。これまで延べ1200人の人材育成に携わる。 著書:「女性管理職のためのしなやかマネジメント入門」(NTT 出版)

  IoTやAIの登場により、第4次産業革命の幕が開けた。さらに昨年は「令和」という時代の始まりでもあった。にも拘らず、日本経済は依然停滞したまま、その対比は見事なまでのコントラストを描いている ──人材育成コンサルティング会社社長・細木聡子氏はそんな現状の打破をめざす一人だ。彼女の地道な活動が、人を動かし、企業を動かし、さらには社会を動かす波となるかもしれない。

いま日本企業に求められるイノベーション

 あらゆるものがインターネットに繋がり、AIが実働し始めた現代。私たちの生活は大きく変貌を遂げます。加えて日本には「少子高齢化」という性急な問題もある。この二つの局面により、日本経済はかなり厳しい状況に追い込まれてしまうでしょう。これまでのやり方が通用しない時代がすぐそこまでやって来ているのです。この状況を打破するために今こそ「イノベーション」が必要です。

 イノベーションとは、人の智恵や知識を組み合わせ〝新しい価値を生み出す〟こと。この時、組み合わせる智恵や知識は異質であればあるほど良い。その振り幅がそのまま相乗効果の大きさにつながるからです。つまり、イノベーションを起こすにはダイバーシティが必要不可欠。この言葉も広く浸透しつつありますが、現在どれだけの企業がこの考えを推し進めているでしょう?日本の企業慣習の中では、自分の強みや意見をうまく打ち出し、それを成果につなげることは非常に難しいのです。

 女性の活躍についても同様です。16年、女性活躍推進法の施行により女性管理職の数は右肩上がりで増え続けている。しかしこれは数字合わせで、中身が伴ってないことが多く見られます。当事者も周りも大変な苦労を抱えているのです。今後は「女性管理職の比率」というハード面だけでなく、「いかに女性が自分らしさを活かしながらリーダー力を発揮するか」という、ソフト面での支援が重要になるでしょう。性別を超え様々な価値観の人がいるという環境下で、一人ひとりが自分らしく尖ること。さらにそれらの〝尖り〟を融合させ、新たな価値を生み出すこと。これができれば日本経済は必ず上向きになります。そして今、私たち一人ひとりがイノベーションを起こすという意識改革を行うべき時が来ているのです。

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