特色ある教育

ロケットやロボットの競技で
世界大会に出場する女子生徒たち
【女子校】普連土学園中学校

更新日 : 2020/08/26

パリの国際大会でフランス人宇宙飛行士とともに

 文系・理系を問わず、生徒の興味や関心を引き出す理科教育を実践する普連土学園。近年、理系進学率は上昇の一途をたどり、20年春の卒業生のうち、4割近くを占めた。「理科って、こんなに楽しいものなんだ!」。同校には理科への学習意欲を糧にして、部活動や課外活動でさらなる探究を重ね大きな成果を上げる生徒たちがいる。

集まれ、理科好き! 普連土学園理科部は学外大会常連校

 普連土学園理科部は、全国の理科好きの中高生が参加する学外コンテストの常連だ。理科部では、ロケット班やEVカー班、ジオラマ班など、生徒自身が取り組みたいテーマごとに班で活動。いずれも大会で優秀な結果を残してきた。なかでもめざましい活躍を見せたのがロケット班である。

 18年に開催された日本モデルロケット協会主催「ロケット甲子園」では、わずか2度目の出場で強豪校を破って見事優勝。翌年6月にフランス・パリで行われたモデルロケット国際大会「IRC(The International Rocketry Challenge)」に日本代表として出場を決めた。

 「ロケット甲子園」は中高生対象の大会といえど、推進薬として火薬を用いるなど、製作するロケットは本格派。決められた高度までいかに正確に飛ばすか、発射から着陸までを制限時間内に収められるかなど、課される条件もハイレベルだ。ロケット内部には人に見立てた生卵を載積することも特徴的なルール。実際に宇宙へ飛び立つロケットがそうであるように、安全性は必須条件。着陸時に割れていたら「記録なし」となる。ロケット製作は工程が複雑で部品も多い。そこで、ロケット班のメンバーは話し合い、エンジン周りやパラシュートの放出機構、高度計等、パーツごとに担当者を置くことに。連携を取りながらロケットを作り上げていった。加えて「IRC」では、ロケットを飛ばすだけでなく、英語によるプレゼンも課される。ロケット製作で工夫したこと、実験から得たデータについてなど、英語で論理的に説明できるようにまとめ上げて臨んだ。

 英語についてはネイティブ教員のサポートを受けたものの、ロケット作りは全工程、生徒主体で進められた。メンバーを見守ってきた理科部顧問の松浦良知教諭は、次のように語る。「製作過程を見ていて『こうしたほうが良いのでは』と思ったことは少なくありません。しかし、教員の指導通りに作ったのでは、彼女たちのロケットにならないのです」。生徒が秘める可能性を信じ、それを開花させること。同校の教育理念にも通じる。

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