特色ある教育

異性の目を気にせず思いっきり〝尖れる〟6年
【男子校】巣鴨中学校

更新日 : 2019/09/05

団体戦で全国ベスト8の実績を誇る〈かるた班〉

男子英才教育の伝統校、巣鴨学園。勉学だけでなくスポーツも重視することで、たくましいイメージがある。しかしその実、在籍する生徒は剛柔を問わない様々な個性の持ち主たち。互いに認め合い、切磋琢磨する校風が受け継がれている。伝統の「努力主義教育」とともに巣鴨の実像に迫った。

伸び伸びと自らを表現し 才能を開花させる生徒たち

 男子校最大のメリットの一つ、それは異性の目に振り回されないことだろう。例えば思春期にありがちな「運動部はカッコ良くて、文化部はカッコ悪い」というような固定観念は巣鴨には存在しない。ありのままの自分を表現し、思う存分自らの興味を極めることができる。良い意味で〝尖る〟ことができるのだ。巣鴨にはそんな生き生きと尖った生徒が多数在籍している。

 数学科の須藤恭平教諭もかつての〝尖った巣鴨生〟の一人だ。高校時代、かるた好きが高じて仲間とともに「かるた同好会」を立ち上げた。現在は正式な部活動である「かるた班」に昇格、もちろん顧問は須藤教諭だ。これまで中学生かるた選手権大会において、団体戦で東京都大会2位、全国ベスト8に入るなど、輝かしい活躍を見せている。「互いの個性に優劣をつけるような雰囲気は今も昔もありません」と須藤教諭。誰にとっても居場所のある校風である。

 文化系の活動で言えば「茶道研究会」も活発だ。真のエリート教育を掲げる巣鴨では、教養の一つとして茶道を高1家庭科の必修課程に組み込んでいる。この授業を機に、茶道研究会は発足した。茶道に興味をもった生徒たちの働きかけだった。立派な京間のある茶室を有し、茶道部がある男子校は都内でも珍しい。ジェンダーの壁を軽々と乗り越え、生徒たちは自身のお点前を極めるべく日々修行に励んでいる。毎年1月には『初釜』と呼ばれるお茶会を開き、在校生や保護者にお茶を点て振る舞う機会もある。

 「進学という観点で見ても、最後に花開くのはこのような感受性豊かな生徒たちです」と語るのは大山聡教諭。「自らの興味に従って日々邁進できる生徒は、目標を受験勉強に絞った時にも集中力を発揮することができるのです」。実際、トップクラスの成績の生徒たちは、勉学と課外活動に打ち込む生徒が多い。

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